2018-01-01から1年間の記事一覧
まだやるの?コスト削減! 先週、アジアのロジスティクス会議が上海で行われ、参加してきました。 そこでは、2018年の日本と韓国とそれぞれの入札プロジェクトの結果報告をしてきました。2018年のプロジェクトは予定通りに上手くいきましたが、何と…
そもそも、10トン車には10トンの貨物は載りません。 トラックには、積載する貨物の重量に制限があります。どれだけの貨物を積載することができるかは、トラックの形状によって異なります。 10トン車のトラックであれば、貨物を10トン積載できるように思って…
9月4日、近畿地方に非常に大きな勢力を持った台風21号が、上陸しました。 関西国際空港を繋ぐ連絡橋にタンカーがぶつかり、自動車専用道路がずれてしまいました。また、鉄道の線路も損傷してしまい、関西国際空港への全ての連絡網が不通となりました。その…
2018年9月4日に兵庫県内を通過した台風21号により、神戸市東灘区の六甲アイランドでは、コンテナターミナル内で数多くのコンテナが浸水により、大きなダメージを受けました。神戸港 六甲ターミナルRC6/RC7では、完全復旧するまでに年内いっぱいかか…
HSコードとは、日本に商品を輸入(輸出)する時に その商品がどのようなモノであるかを世界共通認識ができるように「商品の名称及び分類」をコード番号で表したものです。 HSとは、「Harmonized Commodity Description and Coding System」の頭文字から呼ば…
輸入業者は通常5年ごとに税関から「輸入事後調査」を受けることになります。 「輸入事後調査」とは、税関職員(2-3名)が実際に輸入者の事業所を訪問して、過去5年にさかのぼって、輸入関係の帳簿・書類を調査します。税関は通関履歴を保存していますの…
ロジスティクスの役割は、市場の動きに連動して、必要な商品を調達し、必要であれば倉庫に保管し、注文に応じて最適な方法で顧客に届けます。 物流全般の悩みとして絶えないのが、在庫管理の問題です。 つまり、「欠品」や「過剰在庫」を無くすのには、どの…
各社から路線運賃の値上げ要求が続きます。たとえ、それが契約期間内であろうと、トラック会社からの値上げ要求はやってきます。 現在の契約している路線運賃が、市場価格よりも安い場合だと、現在の値上げ基準まで運賃の値上げを求められると、それはかなり…
一般荷主する場合、コンテナ船のブッキング(予約:Booking) をする方法についてお話しします。 日本の船会社では、商船三井(MOL)、川崎汽船(K-LINE)、日本郵船(NYK)が有名でしたが、2017年7月7日 この邦船3社が一つになって定期コ…
在庫管理をするうえで、大事なことは、精度の高い需要予測をつくりだし、適正在庫を維持することです。この「適正在庫を維持すること」が難しいのです。 今回は冷蔵庫の食品管理で在庫管理を考えてみます。 1. 安いからと多めに買ってしまう!(過剰在庫) …
荷物の受け渡しにおいて、どこまでが売主の責任にあるのか? 車上渡しとは、売主の責任で荷物を目的地まで輸送します。目的地に荷物が着いたトラックからその荷物をおろすのは買主の責任で作業します。 重量がある荷物の受け渡しには、この車上渡しの条件が…
輸入貨物であると、船積のスケジュールが遅れないか、気になりますね。 営業は一度船積が遅れると、次は大丈夫かなと不安になります。その気持ちはわかります。売るものがないと、売り上げることができないので当然です。 そもそも、船のスケジュールは遅れ…
外資系企業での部下の管理については、仮に部下が何等かの失敗或いは期待に応える結果を出せなかったとしても、外資系企業では上司が部下に理由も聞かずに「怒る」「叱る」ということはありません。 外資系企業のマネージャーは、企業のリーダーとしてピープ…
外資系企業で勤めると、自分の直属の上司が外国人になる場合が多いです。特にマネージャークラスになると、上司が海外の本社にいることも稀ではありません。 私も現在の外資系企業では、上司がドイツ人男性、アメリカ人男性、アメリカ人女性などと経験しまし…
外資系企業では、有給休暇を消化できていないことは自己管理ができていないと評価されます。有給休暇は ”あくまでも仕事に支障がないように取得すること”が前提です。いくら外資系企業と言えどもいつでも自由に取得できるというわけではありません。普段から…
外資系企業において、そのポジションの役割、責任についてはいつも明確です。 外資系企業では、すべてポジションありきで、そのポジションはどういった役割、責任を果たすのか、どのような裁量権を与えるのかを明確にします。そして、そのポジションという箱…
外資系企業で働いて、もう20年になります。 現在の会社で働き始めてから、13年が過ぎました。自分でもすごいなぁと思います。 なぜなら、外資系企業では、同じ会社に10年以上も勤めることは珍しく、通常は3年を目安にして成果をあげて、キャリアアッ…
「適正在庫はどのくらい持っていればいいのでしょうか?」 「適正在庫はどのように計算したらいいのでしょうか?」 「在庫管理の講習会に行ってみてはいるのですが、よくわからないんです。。。」 物流の業務に携わって、3年目くらいの人からよくこのような…
トラック運賃の値上げの要因とされるのは、ドライバー不足のための人件費の高騰、更に国土交通省から「自動車運送事業の働き方改革」の実行計画から労働時間の短縮強化が加わったとされています。 では、自動車運転業務の現状はどういったものであるのか? 国…
外資系企業にいると、どうしても「インコタームズ」の話が出てきます。 そもそもインコタームズとは、世界の各国で、輸出入のルールや商習慣が異なることから、国際商工会議所によって、貿易条件とその解釈に関する国際規則です。 今から10年以上も前は「…
トライバー不足・人件費が高騰し、トラック運賃の値上幅が10%から30%と報道されている中、あなたの会社は何年の運賃タリフで契約していますか? 運賃タリフとは、料金表であり、運賃率を示した表です。 トラック路線便の運賃タリフは重量と距離をかけ…
昨年、日本通運が特積み輸送(一般貨物)のアロー便の運賃が平均9.7%値上がりし、ヤマト運輸が宅急便(軽貨物)の基本運賃を平均15%値上がりした。 今年になっても、運賃の値上がりの勢いは止まらず、西濃運輸が2018年度中に特積み輸送(一般貨物)の…
ついに、アマゾンが送料の値上げを発表しました。 今回の値上げは、アマゾンが自社で仕入れて販売する商品のみに送料の値上げのようです。ヤマトの値上げを消費者に負担をを求めたことになります。 www.asahi.com 物流業界は、まさに人手不足。 車やコンテナ…
物流危機は本物です。 あなたの会社の中でも起こりうることです。 物流のコストは間違いなく上がっていきます。 トラック運賃と倉庫保管料は特に毎日必死の値上げ交渉です。 「高いですね」って、他人事のように返されるのは、営業の方が多いです。物流コス…
コンサルティングの方が書かれた書籍はたくさんあります。 しかしながら、机上の理論は、現場には当てはまらないことがほどんどです。当たり前と感じることが、現場ではなかなか簡単に進まないのです。そして、それを解決することが出来るのは、現場を知るも…
経営者は、なぜ在庫管理が重要であることに気づかないのでしょうか。 経営者は、なぜロジスティクスが会社の販売に貢献する重要な参謀役であることを忘れてしまうのでしょうか。 特に今売上が上がって上昇傾向の会社の経営者は、在庫管理などに興味をもたな…
「過剰在庫」は、1, 販売予測と販売実績のアンマッチで出来る。2. 継続して販売している商品ならば、次回の入庫数量を制限すれば、在庫は減少する。 しかし、今後の販売予定もなく、売れ残った在庫となれば、それは大問題である! これはもはや、過剰在庫と…
「在庫切れ・在庫不足」の困っている会社には、共通点があります。 その「在庫切れ・在庫不足」の次に招くトラブルは、決まって「過剰在庫」となります。 ストーリー1: 発注担当者は、ロジスティクスのプロでもなく、在庫管理について勉強したこともなく、…
「コスト削減が上手くいかない。」「何度やっても結果がでない。」「コスト削減なんて、やる方がムダだ!」なんてことを聞くことがあります。 今はトラック運賃、倉庫保管料などが、人手不足の為にかなり値上げされている状況です。トラック運賃については、…
「今年度12月末で御社との契約は終了します」と とある日系企業の物流部門の担当者が、あるトラック業者の担当者から電話で、洗礼の通告を受けました。 その日系企業の物流部長は、「なんでそんな大事な話を電話一本で、しかも担当者なんかに話すのか」と…