究極の適正在庫とは??
「適正在庫はどのくらい持っていればいいのでしょうか?」
「適正在庫はどのように計算したらいいのでしょうか?」
「在庫管理の講習会に行ってみてはいるのですが、よくわからないんです。。。」
物流の業務に携わって、3年目くらいの人からよくこのような質問を受けます。
そもそも在庫が持たなければ、コストがかからなくて一番良いですね。
その在庫を持たない方法には受注生産があります。
注文を受けてから発注するので、在庫することなく、生産地からそのまま顧客へ発送となります。
実際に受注生産するには、その商品に余程希少価値がないと、受注生産することはできず、販売予測をもとに在庫することになります。
適正在庫とは、受注生産による究極の在庫0(ゼロ)にできるだけ近づけるように、つまり、販売に支障が出ないように、少なければ少ない方がいいのです。
では、もっと簡単に在庫について考えてみましょう。
あなたは会社のミネルラルウォーターの発注管理者です。
社員は全員で20人。
消費量は一人当たり、1日1本(200ml)とします。
さあ、あなたはミネラルウォーターをどのようくらい発注しますか。
実はもう1つ情報が必要でしたね。
それは何日分を発注するかです。
では、毎週月曜日に発注するので、
月曜から金曜日までの5日分を発注するとします。
社員20名 x 一人当たり1日1本 x 5日分 =100本
100本の発注となります。
すると。。。。
一度に100本もミネラルウォーターが届くと、これには「置くところがないぞ」ってことにはなりませんか?
そこで、発注回数を変え、3日に一度発注することにして、3日分の在庫を持つようにします。
社員20名 x一人当たり1日1本 x 3日分 = 60本
在庫はかなり減りましたね。
では、究極な在庫0(ゼロ)にするには、どうしたらいいのか?
答えは簡単です!!
発注管理者のあなたが、毎日社員全員のミネラルウォルター20本を買えば、在庫は0(ゼロ)です。
つまり、在庫管理は会社に合わせていくらでも方法があるのです。
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