物流戦略顧問

化学品 危険物の 「コスト削減請負人」が公開する 海外/国内ロジスティクスを失敗しない秘訣

海外展開で契約書の重要性とは?

製品を輸出する場合は、 直接海外のエンドユーザーと取引をする場合と エンドユーザーとの間に、「代理店」あるいは「販売店」をはさむ場合があります。 この「代理店」と「販売店」の違いを理解をしておく必要があります。 代理店(AGENT)と販売店(DISTRI…

失敗しない海外展開とは?

最近よく相談を受ける話には、事業承継から、 「親父の会社を引き継いだので、うちの製品を海外展開したいんです」 「うちの製品なら海外でも絶対売れるはずなんです」 「日本で生産していたのでは採算があわないんです、だから海外に工場を設立したいんです…

ロジスティクスって物流なのか??

1962年のドラッカーの言葉でアメリカの多くの経営者たちは、ロジスティクスの重要性を意識するようになりました。 しかしながら、 現在の日本の経営者たちは、今まだ売上重視・営業重視する方がほとんどです。 ロジスティクスを軽視して、会社の売上向上…

羽田空港の断水から考えるBCPの重要性とは?

2019年11月6日、羽田空港の国内線第2ターミナルで断水が発生しました。 空港施設の情報によりますと、 飛行機の機体を洗う洗機場で使っている水から塩気が感じられたので、すぐに給水が止められたとのこと。 この断水の影響で、空港内の多くのレストランは…

教本を読んでも上手くいくわけない?

必要最小限の在庫に 到達させるには、 どのような管理をすれば 良いのでしょうか? ロジスティクスは、 「その在庫が本当に必要なのか?」 と問います。 そもそも 在庫が必要なければ、 保管費、倉庫管理費などが 発生しません。 なぜ、 在庫が必要なのでし…

ドラッカーから学ぶロジスティクスとは?

1962年マネジメントの父、ドラッカーは、 アメリカの雑誌記事で、 流通(物流)を 「最後の暗黒大陸」と 称しました。 流通はまだ未開の地である 一方で、将来性があるビジネス分野である と指摘したのです。 その後、 アメリカの多くの経営者たちは、 「ロ…

まだやる?コスト削減2019!

まだやるの?コスト削減! 先週、アジアのロジスティクス会議が上海で行われ、参加してきました。 そこでは、2018年の日本と韓国とそれぞれの入札プロジェクトの結果報告をしてきました。2018年のプロジェクトは予定通りに上手くいきましたが、何と…

そもそも10トン車には10トン積載できない!

そもそも、10トン車には10トンの貨物は載りません。 トラックには、積載する貨物の重量に制限があります。どれだけの貨物を積載することができるかは、トラックの形状によって異なります。 10トン車のトラックであれば、貨物を10トン積載できるように思って…

台風21号のダメージから1か月、現在も大変作業が続いている!

9月4日、近畿地方に非常に大きな勢力を持った台風21号が、上陸しました。 関西国際空港を繋ぐ連絡橋にタンカーがぶつかり、自動車専用道路がずれてしまいました。また、鉄道の線路も損傷してしまい、関西国際空港への全ての連絡網が不通となりました。その…

コンテナが水没! あなたの保険は大丈夫?

2018年9月4日に兵庫県内を通過した台風21号により、神戸市東灘区の六甲アイランドでは、コンテナターミナル内で数多くのコンテナが浸水により、大きなダメージを受けました。神戸港 六甲ターミナルRC6/RC7では、完全復旧するまでに年内いっぱいかか…

関税にも消費税はかかる HSコードとは

HSコードとは、日本に商品を輸入(輸出)する時に その商品がどのようなモノであるかを世界共通認識ができるように「商品の名称及び分類」をコード番号で表したものです。 HSとは、「Harmonized Commodity Description and Coding System」の頭文字から呼ば…

税関の事後調査 貿易を知らないと怖いことになる

輸入業者は通常5年ごとに税関から「輸入事後調査」を受けることになります。 「輸入事後調査」とは、税関職員(2-3名)が実際に輸入者の事業所を訪問して、過去5年にさかのぼって、輸入関係の帳簿・書類を調査します。税関は通関履歴を保存していますの…

欠品・過剰在庫の解決方法

ロジスティクスの役割は、市場の動きに連動して、必要な商品を調達し、必要であれば倉庫に保管し、注文に応じて最適な方法で顧客に届けます。 物流全般の悩みとして絶えないのが、在庫管理の問題です。 つまり、「欠品」や「過剰在庫」を無くすのには、どの…

路線運賃 値下げの交渉術

各社から路線運賃の値上げ要求が続きます。たとえ、それが契約期間内であろうと、トラック会社からの値上げ要求はやってきます。 現在の契約している路線運賃が、市場価格よりも安い場合だと、現在の値上げ基準まで運賃の値上げを求められると、それはかなり…

コンテナ船のブッキング方法とは

一般荷主する場合、コンテナ船のブッキング(予約:Booking) をする方法についてお話しします。 日本の船会社では、商船三井(MOL)、川崎汽船(K-LINE)、日本郵船(NYK)が有名でしたが、2017年7月7日 この邦船3社が一つになって定期コ…

在庫管理の「あるある」

在庫管理をするうえで、大事なことは、精度の高い需要予測をつくりだし、適正在庫を維持することです。この「適正在庫を維持すること」が難しいのです。 今回は冷蔵庫の食品管理で在庫管理を考えてみます。 1. 安いからと多めに買ってしまう!(過剰在庫) …

車上渡しと軒下渡しの違いとは

荷物の受け渡しにおいて、どこまでが売主の責任にあるのか? 車上渡しとは、売主の責任で荷物を目的地まで輸送します。目的地に荷物が着いたトラックからその荷物をおろすのは買主の責任で作業します。 重量がある荷物の受け渡しには、この車上渡しの条件が…

船積遅れの原因は 遅れは当たり前だと思ってください!

輸入貨物であると、船積のスケジュールが遅れないか、気になりますね。 営業は一度船積が遅れると、次は大丈夫かなと不安になります。その気持ちはわかります。売るものがないと、売り上げることができないので当然です。 そもそも、船のスケジュールは遅れ…

外資系企業での働き方 部下の管理編

外資系企業での部下の管理については、仮に部下が何等かの失敗或いは期待に応える結果を出せなかったとしても、外資系企業では上司が部下に理由も聞かずに「怒る」「叱る」ということはありません。 外資系企業のマネージャーは、企業のリーダーとしてピープ…

外資系企業での働き方 外国人上司編

外資系企業で勤めると、自分の直属の上司が外国人になる場合が多いです。特にマネージャークラスになると、上司が海外の本社にいることも稀ではありません。 私も現在の外資系企業では、上司がドイツ人男性、アメリカ人男性、アメリカ人女性などと経験しまし…

外資系企業での働き方 有給休暇編

外資系企業では、有給休暇を消化できていないことは自己管理ができていないと評価されます。有給休暇は ”あくまでも仕事に支障がないように取得すること”が前提です。いくら外資系企業と言えどもいつでも自由に取得できるというわけではありません。普段から…

外資系企業での働き方 残業編

外資系企業において、そのポジションの役割、責任についてはいつも明確です。 外資系企業では、すべてポジションありきで、そのポジションはどういった役割、責任を果たすのか、どのような裁量権を与えるのかを明確にします。そして、そのポジションという箱…

外資系企業での働き方 英語編

外資系企業で働いて、もう20年になります。 現在の会社で働き始めてから、13年が過ぎました。自分でもすごいなぁと思います。 なぜなら、外資系企業では、同じ会社に10年以上も勤めることは珍しく、通常は3年を目安にして成果をあげて、キャリアアッ…

究極の適正在庫とは??

「適正在庫はどのくらい持っていればいいのでしょうか?」 「適正在庫はどのように計算したらいいのでしょうか?」 「在庫管理の講習会に行ってみてはいるのですが、よくわからないんです。。。」 物流の業務に携わって、3年目くらいの人からよくこのような…

運送事業の働き方改革!!

トラック運賃の値上げの要因とされるのは、ドライバー不足のための人件費の高騰、更に国土交通省から「自動車運送事業の働き方改革」の実行計画から労働時間の短縮強化が加わったとされています。 では、自動車運転業務の現状はどういったものであるのか? 国…

ゆ〜るくなった、インコタームズ!

外資系企業にいると、どうしても「インコタームズ」の話が出てきます。 そもそもインコタームズとは、世界の各国で、輸出入のルールや商習慣が異なることから、国際商工会議所によって、貿易条件とその解釈に関する国際規則です。 今から10年以上も前は「…

かなり古かった、料金表!

トライバー不足・人件費が高騰し、トラック運賃の値上幅が10%から30%と報道されている中、あなたの会社は何年の運賃タリフで契約していますか? 運賃タリフとは、料金表であり、運賃率を示した表です。 トラック路線便の運賃タリフは重量と距離をかけ…

値上げのパンチは逃げらない!!

昨年、日本通運が特積み輸送(一般貨物)のアロー便の運賃が平均9.7%値上がりし、ヤマト運輸が宅急便(軽貨物)の基本運賃を平均15%値上がりした。 今年になっても、運賃の値上がりの勢いは止まらず、西濃運輸が2018年度中に特積み輸送(一般貨物)の…

アマゾンが送料を最大50%アップ!

ついに、アマゾンが送料の値上げを発表しました。 今回の値上げは、アマゾンが自社で仕入れて販売する商品のみに送料の値上げのようです。ヤマトの値上げを消費者に負担をを求めたことになります。 www.asahi.com 物流業界は、まさに人手不足。 車やコンテナ…

他人ごとではない物流危機!

物流危機は本物です。 あなたの会社の中でも起こりうることです。 物流のコストは間違いなく上がっていきます。 トラック運賃と倉庫保管料は特に毎日必死の値上げ交渉です。 「高いですね」って、他人事のように返されるのは、営業の方が多いです。物流コス…