失敗しない海外展開とは?
最近よく相談を受ける話には、
事業承継から、
「親父の会社を引き継いだので、
うちの製品を海外展開したいんです」
「うちの製品なら
海外でも絶対売れるはずなんです」
「日本で生産していたのでは
採算があわないんです、
だから海外に工場を設立したいんです」
いきなり、
海外展開、
海外工場では
リスクが大きすぎます。
そんな新社長が、
海外展開に向けて
このようなアクションをされる方が多いです。
1. 英語のホームページを作成する。
2. 海外展示会に出展する。
3. 海外子会社を設立する。
いきなり、「タイに工場を設立する」と
言われた新社長もいました。
例えば、
海外に子会社を設立するとしても、
最低でも約1500-2000万の年間経費がかかります。
現地で、その製品が売れる前から、そんな経費が出せるでしょうか。
海外展開は、夢がある素敵な話です。
だからこそ、
海外展開へ向けての手順が必要です。
1.現地(海外)販売パートナーを探す。
2.現地(海外)の「販売」体制の構築を考える。
海外子会社が必要になるかもしれません。
3.現地(海外)に「在庫」を確保するかを検討する。
在庫を確保するには、現地倉庫が必要となります。
4.現地(海外)で「生産」体制を考える。
現地で工場設立が必要になります。
その製品が売れるか、
まったくわからない状況で、
莫大なお金をかけて、
海外工場を設立するのは、
リスクが大きすぎます。
先ずは、
海外のパートナー、現地代理店を探すことから始めます。
海外では、
日本のルール、常識と異なることが多いです。
海外のパートナーを探すと、
現地の情報が入ってきます。
その情報から
販売傾向を知り、
自社の製品が現地でも売れるものか、調査してください。
売れるとならば、
海外の展示会に出展しても、
海外のパートナーが、アフターフォローしてくれます。
海外展開を目指すならば、
先ずは、現地の良きパートナーを見つけることから始めてください。
ロジスティクスを制する者は
市場を制します。