経営者は在庫管理の重要性に気づかない!
経営者は、なぜ在庫管理が重要であることに気づかないのでしょうか。
経営者は、なぜロジスティクスが会社の販売に貢献する重要な参謀役であることを忘れてしまうのでしょうか。 特に今売上が上がって上昇傾向の会社の経営者は、在庫管理などに興味をもたないかたが多いです。その売上が永遠に上がり続けて、利益が出つづければ、いいですがね。
下記は私の経験から、実際の経営者が言われた言葉です。
1.売上を上げることが優先だ。
2.今在庫は余っても、いつか売れるよ。
3.欠品よりはマシだね、少しくらいたくさん持っている方がよいだろう。
4.ほっておいても腐るものではないだろう。
5. 今在庫が多いからといって、ほっておいても勝手に減るよ。
6. 今は忙しいから。
「それって、何の根拠ですか?」って聞きたくなります。
そもそも在庫は、あって当たり前のように考えていますが、在庫とはもともとムダな費用がかかります。
もしその商品に希少価値であれば、在庫切れを起こしたって、顧客は入荷するまで
購入を待ちます。在庫なんて要りません。
典型的な商品がアップル社の製品です。アップル社の製品の在庫が山積みで困ってるなんて、聞いたことがありません。
店頭では「今在庫はありません。入荷予定もありません。」って、言われることも
ざらです。それでもほしければ、どこか別な店で探してでも買おうとするでしょう。
アップル社の製品ほど、希少価値の商品をすべての会社が扱っているわけではありません。だから、ライバル社と争う為にも、よい安い価格で安定して供給を売りにするわけです。
となれば、できるだけ、「在庫の回転率」をあげることが、大事です。
経営者となれば、そこに興味を持ってください。
その会社のロジスティクスを見れば、その会社の状況をが分るといっても過言ではありません。
例えば、倉庫保管料が増加していれば、在庫管理が市場の動きに動きに上手く連動してないように見えます。 或いは不動在庫を抱えているのかもしれません。
また、輸送費が増加していれば、倉庫の位置関係や、輸送回数、輸送数量にも関係しているのかもしれません。
在庫管理に興味のない経営者は、いくら売上をあげても、要らぬ在庫で利益を捨てていってます。
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