路線運賃 値下げの交渉術
各社から路線運賃の値上げ要求が続きます。たとえ、それが契約期間内であろうと、トラック会社からの値上げ要求はやってきます。
現在の契約している路線運賃が、市場価格よりも安い場合だと、現在の値上げ基準まで運賃の値上げを求められると、それはかなり高い値上げ率の要求になります。
今回、色々なフォワーダーに入札とし価格調査をしました。理由は、今回の値上げ率は50-60%に上昇したからです。
すると、フォワーダと話をしていると色々な事がわかってきました。
フォーワーダも考えます。その顧客化が新規なのか、どのくらいの売上につながるのか。彼らも一度は話し合いの機会をもちますが、話を終えた段階でそのフォワーダの社内で一度篩にかけられ、たとえ、そのフォワーダが興味があると言っていたとしても、とてつもなく高い運賃がオファ―きたりもします。
今は、新規顧客に対してあれば、基準運賃から40-50%の値上げは当たり前でしょう。特に関東方面では、かなり高い運賃で要求されます。
そんな状況の中で、今回の入札結果は、現状の契約運賃が基準運賃よりもすでに30%も既に安かったのですので、その契約運賃から30%で抑えました。
つまり、今の値上がり前の基準運賃にまでに抑えてたということです。
この運賃は、今の市場運賃よりまだ40-50%は安い運賃です。
なぜ、 このような運賃価格を得たのか?
今の時代になっても、やはりフォワーダーを下請けのように、命令的に付き合う人が多いです。フォワーダーとは、いつもウインウインの関係が保つべきです。自分の会社だけが命令的な要求をして、ウインウィンなんてありえません。
ロジスティクスもシステムで合理化を図ります。無論、それは悪いことでありません。しかし、言いたいことは、最後にはシステムではなく、人間が自分が意思決定するということです。そのなかで大事なことは、人と人とのつながりです。
路線運賃の値上がりの原因はなんでしょうか。
-人手不足
-長時間の残業禁止
-働き方改革 などなど
トラック会社、倉庫会社も厳しい状況の中、生き延び行く為に、一生懸命対策をしています。
そこにウィンウィンの関係を導いていきます。
最後は人とのつながりです。
今回の値上げが抑えられて理由は、簡単です!
つまり、フォワーダとの信頼関係から現場の状況を知り、情報を得ていたからこそ、勝ち取ったものです。
また、詳しくはまた機会にお伝えします。
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