他人ごとではない物流危機!
物流危機は本物です。
あなたの会社の中でも起こりうることです。
物流のコストは間違いなく上がっていきます。
トラック運賃と倉庫保管料は特に毎日必死の値上げ交渉です。
「高いですね」って、他人事のように返されるのは、営業の方が多いです。物流コストが上がれば、利益を直撃するんですがね。
最近、業界の人と話をしても、人手不足で輸送力が枯渇しているため、強気に値上げ交渉をするトラック業者が増えています。「20%アップは当たり前。それでもトラック業者が仕事を受けてくれるか、どうかでしょう。」トラック業者が「荷主さまは神様です」って言ってくれた時代は遠い昔の話です。
今や強気のトラック業者は、突然の取引中止を荷主に通告することさえあります。モノが運べなくてクローズしなけれならない会社も出てくる可能性もあります。
このような物流危機となっているときに、意外と鈍感なのは外資系企業ですね。
ある業者が値上げするのならば、またどこか他の安い業者を探せば、いいだろうってくらい考えている外資系企業が少なくないです。
今の日本の物流業界では、価格値上げの勢いは止まりません。
倉庫保管料はまだしも、特にトラック運賃です。この20%アップの価格でさえどこまで維持ができるのか、年内更なる値上げがあるかもしれません。
物流コストの値上げは会社の利益を直撃します。
では、物流戦略は一体どうすればいいのか?
「物流コストは運賃を叩く以外方法がない。」「コンペによる入札やるしかない。」
それだけではありません。
今こそ、モノの流れを見なす時期です。
モノの流れは常に一定でありません。去年と今年、先月と今月、昨日と今日、まったく同じではありません。この状況の打開策は、先ずは出荷実績の分析をしてみて下さい。出荷量、出荷ルートの分析を始めて下さい。必ずムダが見えて、改善策がみえてきます。
図解入門ビジネス 最新ロジスティクスの基本と実践がよ~くわかる本 (How-nual図解入門ビジネス)
- 作者: 伊志井雅博
- 出版社/メーカー: 秀和システム
- 発売日: 2017/12/26
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る