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外資系企業での働き方 英語編

 外資系企業で働いて、もう20年になります。

 現在の会社で働き始めてから、13年が過ぎました。自分でもすごいなぁと思います。

なぜなら、外資系企業では、同じ会社に10年以上も勤めることは珍しく、通常は3年を目安にして成果をあげて、キャリアアップの為に転職を重ねます。

 

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 外資系企業で働くと必然と英語をつかう機会が多くなります。

 

 上司がヨーロッパ人だったり、アメリカ人であると英語でコミュニケーションをとることになります。私の上司もドイツ人であったり、アメリカ人であったり、この13年の間で6人目の上司です。2年に1回変わっている感じですね。

 

 外資系企業で働く人はみんな英語がペラペラなのかといえばそうではありません。

 英語は伝えるためのツールでしか、ありません。

 

 TOEIC 900点以上で英語がバリバリにできる人が会社の中で仕事ができるかといえば、必ずしもそうではありません。

 私の会社でも“英語だけ”はできるのですが、仕事の結果を出すことができず、1年そこらで辞めていった人が何人もいます。TOEICを高得点を取ることが悪いわけではありません。車の免許と一緒で、免許を持っているからといって、車の運転が上手いわけではないでしょ。それと同じです。

 

 また、英語を話せても、留学生に多い友達のような英会話ではだめです。会社のなかでは、ビジネス会話が必要です。

 

 外人によっても英語の発音が違います

 

 ヨーロッパの人は、英語はやはり第2外国語なので、丁寧にゆっくりと話をしてくれると人が多いです。発音がフランス語みたいに鼻から抜ける人が多いですね。

 

 アメリカ人においては、地域によっても、発音が違います。

 皆さんご存知のニューヨークでは、とにかく英語の話すスピードも早いし、また英語はできて当たり前でしょって感じです。英語が話せないと仕事するにも土台にも乗れませんね。

 また、一番大変だったのは中部地区ルイジアナ州に行った時です。相手が喋る音が全く聞き取ることができませんでした。「何言ってのか、わかんない!」状態です。だって、彼らは口を開けて喋らないから、聞き取れないのです。まさか、自分がこんなに英語のリスニングができないのかと落ち込ました。そのことをアメリカ人の上司に打ち明けると、大笑いされて 「1週間ここにいたら、すぐに慣れるよ」と言われました。結果、1週間過ぎると本当に理解できるようなりました。

 

 

英語は話す道具でしかないんです。

あなたが何を伝えたいかをしっかり持っていれば、少々英語が上手くなくたって相手に伝わります。

自分が言いたいことをうったえれば、相手も興味をもって聞いてくれようとします。

 

本当に仕事ができないと、英語はただ単に話せてもダメです。

トップマネージメントの日本人が英語を話すのも聞いていても、決して流暢ではないけど、話す内容がしっかりとあるのです。

 

英語を話すには場数を踏むことにすぎないです。

相手は同じ人間であり、すこし言葉の音が違うだけにすぎないのです。

 

英語を上手くなろうなんてしないで、

英語なんて、道具にしか過ぎないと割り切って

通じりゃいいやぁって、

わからないあんたが悪いやと思うくらい、

ドンとして喋れば、いいんですよ。