冷蔵庫の在庫管理 家庭のロジスティクス
あなたの家の冷蔵庫は、いつでも同じ量の食品が入っていますか?
ある人は、プリンが好きで、食べたい時にいつでも食べれるように、プリンがいつも冷蔵庫に入っています。プリンの在庫を切らさないように、冷蔵庫の中に食べたいだけのプリンを保管しておくには、毎日の食べる個数と次の買い物のタイミングに合わせて、プリンを買うことになります。賞味期限があるので、食べる個数に合わせてその分を補給することが大事です。これはまさに家庭のロジスティクスです。
冷蔵庫の中の食品を在庫管理します。特売だからと言って、たくさん買いすぎると、賞味期限を過ぎて、捨てることにもなりかねません。これがデッドストックです。
では、問題です。
あるご夫婦は旦那さんが大きなプリン、奥さんが小さなプリンを、毎日1個づつ食べるとします。ご夫婦は週1回、日曜日に買い物をするのであれば、日曜日にはプリンは何個買うことになるでしょうか?
答えは、大きなプリンが7個、小さなプリンが7個ですよね。
でも、そう簡単に規則的に上手くいかないのが「物の流れ」なのです。
ある日、旦那さんは「今日は体調が悪いなぁ」と朝起きて、いつもの大きなプリンを食べずに小さなプリンを食べてしまいました。
するとどうなるでしょうか?
奥さんが食べたかった小さなプリンが次の買い物までに1つ足らなくなりました。大きなプリンは余っているけど、奥さんは怒りますよね。
「私は小さいプリンが食べたいのに!!!」
次回から、毎日1個食べるのであれば、通常は7個つづ買えばいいはずですが、余分に小さいプリン1個買って置こう。これが安全在庫です。
物の動きはいつも同じ動きをすることはありません。今日はこれだけ消費したから、明日も必ずこれだけ消費するはずと上手く計算通りにならないのが「物の流れ」です。 それを上手く管理するのが、一流のロジスティクスです。
ロジスティクスは、物理的な物の動きがある以上、決してなくならない仕事です。そして、簡単そうな仕事に見えますが、ロジスティクスは過去の数値を分析をして予測をし、計画管理をする仕事です。
在庫管理は、商品に特徴によって発注方法も異なります。
しかしながら、在庫管理の方法それ自体は難しいことではありません。大事なことは毎日、適切な在庫数量を維持することです。
在庫切れ、在庫過多を避けるための
在庫管理のポイントは、継続して管理をすることです。
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