上手く行かないロジスティクスの決定的な違い
現場はなかなか机上の理論のように上手く行かないことが多いです。
書籍で書かれているように、計算通りに綺麗に物は動いていきません。
全て予定通りに、納期遅れもなく、ダメージもなく入荷できて、全て販売予測通りに出荷できれば、在庫切れや在庫過多になることもありません。
なぜ、昔から在庫管理の問題がずっとあるのでしょうか。
在庫管理・在庫改善の書籍などは山ほどあります。
それでも在庫切れを起こしたりします。
そもそも、物流は生き物であり、時として思い通りにいかないものです。
予期せぬことが起きるのが物流です。
もともと、100%予定通りに動くわけでないのです。
残念ながら、時として何らかの矢も得ない状況が起き、在庫の影響を引き起こすのです。
問題は、在庫に影響を及ぼすようなことが起きた時に瞬時にどう対応するのかということです。
日頃、我々の使用する電車などでも、悪天候や何らかの事故によって、遅れる場合があります。
電車が遅れた時には、回復運転といって、いつもより加速して、最高速度ぎりぎりで走って、時間を切り詰めたりします。それには、どこの場所で、どれだけの最高速度まで上げて通過するか、知っていることは重要なことです。
学校や会社に遅れそうになった時、いつもと違った経路を通ったら、或いは普段歩く道とは違ったところを少し走れば、かろうじて間に合ったりすることがあります。
そのいつもと違う経路を知っているか、知らないか、その違った経路で行ってみるのか、みないのか、
適切な判断が必要です。
そんなことを本を読んで学ぶことはしないです。だから、机上の理論ではそう簡単に上手く行かないのです。
その時の状況に応じて、最速の方法を提案し、適切な判断ができるのがロジスティクスです。
トラブルが起きた時に、どのような対策方法があり、どの最適な方法を選択し、決めていくことができようになれば、ロジスティクスは上手くいきます。
どうしたら、そのような最速の方法を知り、適切な判断ができるようなるのか?
少しだけお話しすると、
その秘訣はできるだけ多く情報量を入手することです。
情報がなければ、判断できません。
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