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化学品 危険物の 「コスト削減請負人」が公開する 海外/国内ロジスティクスを失敗しない秘訣

荷物は今どこに? 輸配送送管理 TMS

 顧客からの問い合わせに即答できるようにしたい、配車や配送計画の悩みを解決するシステムとして、TMSが期待されています。 

 

 工場や倉庫などの出荷拠点から届け先まで、商品の輸配送をトータルに管理する情報ツールがTMS【Transport Management System 輸配送管理システム】です。

 

 TMSは、全車両の運行管理や配車計画を一括管理するシステムです。

 

 システムで運行管理できることによって、顧客からの問い合わせを受けた際「今、荷物がどこかにあるのか」について即答出来るようになります。

 

 例えば、アマゾンで商品を購入した際、現在では商品の出荷状況が確認できるようになっています。配送センターからいつ出荷されたのか、どの配送業者を利用し、今どの地点まで商品が届いているかが明確に分かるようになりました。このようなイメージと似ていると思います。 

 

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 私の会社でも海外の工場から日本の倉庫を経由して顧客先まで届ける間、その商品が今どこにあるのかを把握するためのシステムを導入するプロジェクトが始まっています。また、この運行管理ができることによって、それにまつわる運賃管理をすることができ、コスト削減も可能になると期待されています

 

 幾つかの倉庫会社に「TMSを使った運行管理及び配車計画」について尋ねてみたところ、配車計画をメインに使っているところが多いことがわかりました。毎日の運行スケジュールを自動的に作成し、トラックやドライバーの手配を管理しているとのことでした。特に現在ではドライバーが不足しており、毎日、配送にかなり緻密な計画が欠かせないそうです。最近ではトラックの手配が非常に厳しくなってきています。 

 

 今週はこのプロジェクトのために中国大連でのグーロバル会議が参加してきます。